「頑張って」って言わないで

ここへこられた方はかなりのひねくれものの可能性がありますご注意を(笑)
しばらくはオープンに公開する予定はございません。もし見つけてお読みになった方がいらっしゃいましたらコメントをよこしていただけると光栄です。

以下本題。

人を励ます時に使う言葉。「頑張って」この言葉に僕は違和感を感じるわけです。
本来この言葉を使う相手は頑張っていない相手に奮起を促すために用いる言葉。
しかし、最近この言葉はあまりにも安易に使われすぎていると思う。
既に頑張っているのに「頑張って」なんて言われてもあまりいい気がしません。特に何かに悩み、苦しんでるときなんかは。

スポーツ選手や芸能人に会ったときかける言葉もそうですね。でも彼らは頑張っている場合が多い。彼らはそう言われることに何の抵抗もなくなっているのかもしれませんが。

話がそれましたが、何が言いたいかって言うと、身体に何らかの障害を抱えた方がいらっしゃって彼らに「頑張って」って言うとしましょう。それで彼らはいい気分になるんでしょうか。彼らは必死にそれまでに時間を生きてきて自分の力で戦っています。常に自分の体が健康な人よりより多くの負担がかかっている状態で生活しているのです。
そう考えてもなお、あなたは障害を抱えた方に「頑張って」と言えますか?僕は言えません。

英語だともっと気楽に普段使っている「頑張って」のニュアンスでいえます。
take it easy! 気楽にやれよって意味ですね。この言葉だといい感じだと思います。しかし「気楽にやれよ」って日本語で言ったら変ですよね。

日本語ではなんと言ったらいいか。
阪神・淡路大震災のときにオリックスブルーウエーブがユニフォームにつけていた言葉は「頑張ろうKOBE」です。僕らも頑張るから、あなたたちも希望を捨てないで頑張りましょうってことですね。実にいい言葉だと僕は感じました。
だから僕はそのことを考えてから、「頑張ろう」「頑張りましょう」「頑張ってるね」っていうようにしました。
些細な違いで自己満足なだけかもしれないけど、それでも僕はいいと思ってる。

別に「頑張って」と言う人が悪いとかそういうことを言ってるわけじゃない。
「頑張って」と言うのは簡単だけど頑張るのは難しいことだと思います。だから、その努力を認めて励ますことが出来ればいいんじゃないかと僕は思う。
2005,03,03 blades